「温石(おんじゃく)」とは?
焼津の「温石(おんじゃく)」は、丁寧に作られた懐石料理とやさしい接客に温かみを感じる茶懐石の名店。
ミシュランを獲得した目白の「和幸(現在は閉店)」で修業されたご主人による最高峰のおもてなしに、きっと感涙することでしょう。
目次
「温石(おんじゃく)」はこんなお店
焼津港付近の住宅街にお店を構える「温石」。創業40年以上の歴史と貫禄を感じます。
店内は荘厳で落ち着いた雰囲気。ご主人の手さばきを間近で見られるライブ感たっぷりのカウンター席をはじめ、複数人でゆっくり過ごせる個室もあり。
「温石(おんじゃく)」のメニュー
「温石」のメニューはおまかせのコースのみ。『情熱大陸』でも紹介された「サスエ前田魚店」のお魚をはじめ、こだわりの食材を使用しています。
食材の一例
- 松葉ガニ
- どうまん蟹
- 鰹
- 鮃
- 金目鯛
- 赤座海老
- 伊勢海老
- メバル
- イトヨリダイ
- アオリイカ
- 蛤
- カルガモ
- 静岡県産の野菜
ランチとディナーは、基本的に仕入れによって金額が変動します。私の場合は、ディナーの利用で予約時に上限金額を選ぶ形式でした(1万円 or 1.5万円)。
至高の懐石料理に感動!
クリーミーで臭みのないカニミソと身の食感が心地良い松葉ガニ。
お刺身は2点盛。アスリートのように引き締まったヒラメとやわらかく脂がのった南マグロ。
どっしり立派な蓮根は、歯ごたえが抜群に良くて、表面のカリっと弾けるあられも秀逸。
アオリイカ・赤かぶ・スナップエンドウでクリスマスカラーを表現。上にはイカスミで作った自家製のお塩。食感の違いが楽しい。
イトヨリダイと椎茸のお椀。やさしい出汁の味わいにほっこり。
ほとばしる上質な脂!しっかりした食感と旨味の「えんがわの握り」。くぅー、最高!
シンプルにミソと和えた伊勢海老。直前まで動いていた上質の素材を目の前で豪快にさばいてくれました。
表面のパリパリ感とやわらかな身に秘伝のタレを合わせた金目鯛。
素材の良さをダイレクトに感じるカブ。中心のみずみずしさはしっかり残っています。
やわらかくほどよい噛み応えの「カルガモの治部煮」。クセはなく非常に食べやすいですね。
弾力のある身が特徴的な「ハマグリ丼」。薄味なのでハマグリの旨味が際立っています。お見事。
キリッとした苦味の「お抹茶」、「フルーツ」と「焦がしくるみ餅」をいただいてフィニッシュ。ごちそうさまでした。
和の神髄を見た!
「温石(おんじゃく)」のここがおすすめ
「温石」のおすすめポイントをおさらいしていきましょう。
- 東京の名店で修業を積んだご主人による極上の懐石料理。
- 「サスエ前田魚店」のお魚など、厳選された素材を使用。
- 気高く落ち着いた雰囲気の中で食事ができる。
お店の情報
店名 | 温石(おんじゃく) |
---|---|
住所 | 静岡県焼津市本町6-14-12 |
電話番号 | 054-626-2587(完全予約制) |
営業時間 | 12:00~13:30(最終入店) 18:00~20:00(最終入店) |
定休日 | 不定休 |
座席数 | 12席 |
タバコ | 完全禁煙 |
駐車場 | あり |
まとめ
焼津の路地にひっそり佇む「温石」は、確かな輝きを放つ素晴らしい割烹料理店でした。足を運べば、きっとスペシャルな一日になることでしょう。
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