「さの萬」でドライエイジングビーフを味わう
流行りの熟成肉。中でも牛肉を乾燥熟成させて、酵素の働きで柔らかくし、アミノ酸が増えることで旨味が増したドライエイジングビーフは大人気です。
ドライエイジングの発祥はヨーロッパですが、2008年に日本でニューヨークスタイルの手法を成功させたのが、静岡県富士宮市の「さの萬」。日本におけるドライエイジングのパイオニアです。
今回は、そんな「さの萬」のドライエイジングビーフを味わえるレストラン「ラ・カーブ・ド・サノマン」へ。開店1周年記念の特別メニューをいただいてきました。
目次
「ラ・カーブ・ド・サノマン」はこんなお店
「La Cave」の名前のとおり、ほら穴のような隠れ家的レストラン。まつぼっくりだと思ってすみません。
20席ほどの店内は、ガヤガヤせず落ち着いた雰囲気。見上げればシャンデリアがきらめきます。
1周年特別記念ディナー
通常メニューもありますが、今回はせっかくなので、開店1周年の特別記念ディナー(8,000円)にしてみました。
- シャルキトリー盛合せ
- クラブケーキニューヨークスタイル
- 萬幻豚ベーコンのシーザーズサラダ
- 骨付きTボーンステーキ 250g~
- ブラマンジェ
- コーヒー
- スパークリングワイン 1本(プレゼント)
1周年記念ディナーのプレゼントということで、スパークリングワインを1本開けていただきました。ありがとうございます。
シャルキトリー盛合せ
シャルキトリーは、フランス語でハムやソーセージなどの豚肉の加工食品のこと。ソーセージは旨味が詰まっていて、歯をはね返すくらいの弾力。いきなり魅せてくれますね。
クラブケーキニューヨークスタイル
見た目が美しいクラブケーキは、カニ肉のハンバーグのようなもの。やわらかくて玉ねぎのシャキシャキがいい感じ。
萬幻豚ベーコンのシーザーズサラダ
萬幻豚ベーコンは、シーザードレッシングをはねのけるほどの強烈な主張。噛めば噛むほど旨味が溢れ出ます。普通のベーコンとは全く違うということがよくわかります。
骨付きTボーンステーキ
ついに登場、Tボーンのドライエイジングビーフ。Tの左側はヒレ、右側はサーロインです。なんという圧倒的なビジュアル。
ヒレは、独特な熟成香で、噛むとフォアグラのような濃厚な味わいが広がります。ちょっとクセはありますが、ハマる人はかなりハマると思います。
かたやサーロインは、全く違う表情を見せます。旨みが凝縮されていますが、意外にもあっさり。クセもないので、万人受けする感じですね。
凄まじい破壊力。驚くほどの旨味。これね、もう普通のお肉に戻れないですよ。


ブラマンジェ
アーモンドが香るブランマンジェの優しさに包まれながら、ドライエイジングビーフの余韻に浸ります。ああ、幸せ。
有名ブランド牛が霞んだ
「ラ・カーブ・ド・サノマン」へ行った数日後、他店で有名ブランド牛のシャトーブリアンなどの上等なお肉を食べましたが、「さの萬」のドライエイジングビーフと全然違いました。
ただ、やわらかいだけ。ただ、溶けているだけ。なんだこれ。旨味がなく、なんてぼんやりした味だろう。有名ブランド牛が、「さの萬」のドライエイジングビーフの前に完敗するという結果に。
ドライエイジングビーフの力がこれほどまでとは。本当にびっくりしました。
東京で「さの萬」を味わう
東京都内のレストランでも「さの萬」のドライエイジングビーフを味わえます。
神楽坂のイタリアンレストラン「カルネヤ」と「さの萬」がタッグを組んだ「カルネヤサノマンズ」は、西麻布の人気店。
「さの萬」佐野佳治社長が惚れ込んだ「カルネヤ」高山いさ巳シェフの腕で焼き上げた最高のドライエイジングビーフを堪能してみてください。
お店の情報
店名 | ラ・カーブ・ド・サノマン(La Cave de Sanoman) |
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住所 | 静岡県富士宮市宮町14-19 |
電話番号 | 0544-26-3352 |
営業時間 |
11:30~14:00(L.O.13:30) 17:30~20:30(L.O.20:00) |
定休日 | 月曜日~木曜日(金・土・日のみ営業) |
座席数 | 20席くらい? |
タバコ | 全席禁煙 |
駐車場 | あり(12台) |
隣接する「さの萬」の店舗では、好きなお肉を購入してプラス1,000円を払うと、「ラ・カーブ・ド・サノマン」で調理してくれるそうです。
まとめ
ぜひみなさんも「ラ・カーブ・ド・サノマン」で、「さの萬」のドライエイジングビーフを味わってみてくださいね。牛肉の概念が覆ると思いますよ。