「天生」とは?
芸能界のグルメ王子・アンジャッシュの渡部師匠もおすすめしていた静岡を代表する天ぷらの名店「成生(なるせ)」。わたし自身「成生」はまだ未体験ですが、その前に行かなければならないお店がありました。
それが「天生」。
高級店の「成生」とは異なり、「天生」は気軽に行けるお店。そして何より店主が「成生」で修行された方なんですよね。
「成生」で磨いた腕で揚げる天ぷらをリーズナブルな値段で味わえるとなれば、迷う必要はありません。すぐに足を運びました。
※「天生」は2017年8月に閉店いたしました。
「天生」の様子
「天生」の外観。「安い」という事前情報に比べると、入口はちょっと品のある感じですね。本当に安いのだろうか。
天ぷらのお店でまさかの券売機。いや、でもこんなところも嫌いじゃないですね。ぐっと庶民的な感じがして好き。
何より驚きなのは、天ぷら7品+ごはん+味噌汁で970円ということ。「成生」という高級店から派生したお店なのに、970円って!いいのでしょうか?
席はコの字のカウンターのみ。テーブルはありません。しかし、どの席も店主の揚げっぷりを見ることができるVIP席。まるでショーを見ているかのようです。
「天生」は揚げたてを食べられる
「天生」は、1品ずつ揚げたてを出してくれます。970円なのに、まるで高級店のような振る舞いです。
よくある定食屋の天ぷら定食だと一気に盛られているイメージですよね?970円でこれは驚き。本当の揚げたてを食べられるのは嬉しい限り。
実食
お客さん(おばちゃんたち)の天ぷらを絶賛する声に耳を傾けながら、目の前で揚げられる天ぷらを待ちます。期待に胸が膨らみますね。
さて、ついに天ぷらが登場。ここからは順不同で紹介していきます。
えびは絶妙なプリプリ加減。舞茸も口の中で風味がふわっと広がります。
ブロッコリーや玉ねぎを食べると野菜の水分が失われていないのがよくわかります。そのまま蒸したかのような素材を活かした揚げ具合。
銀座の名店「てんぷら 近藤」の店主・近藤文夫さんもこう言っています。まさにこれですね。
天ぷらは「揚げ物」ではなく「蒸し料理」
さわらとかしわは、パサつきゼロ。さわらのほろっとほどけていくふわふわ感。かしわのやさしい弾力。いやー、たまらん!
さつまいもはホクホクで、素材本来の甘みを感じることができます。
全体的に絶妙な揚げ具合。これが「成生」で習得した揚げの技術なのか!本当に素晴らしい。お手上げです。
天ぷらの内容は、その日によって異なるようですので、リピートする楽しみはありそうですね。
お店の情報
席数が少ないので、昼も夜も早めに行ったほうが良いと思います。
店名 | 天生 |
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住所 | 静岡県静岡市葵区横田町2-10 |
電話番号 | 054-273-8747 |
営業時間 | 11:30~20:00 |
定休日 | 月曜日 |
座席数 | 13席 |
タバコ | 完全禁煙 |
駐車場 | なし(近隣にコインパーキングあり) |
まとめ
「天生」は、気軽に入れる天ぷら屋なのにどこか品があります。1,000円でおつりがくる値段なのに、安っぽさは皆無。あー、大満足。
静岡で天ぷらのお店をお探しの方は要チェックですね。
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