パーマ大佐「森のくまさん」問題で再評価される替え歌界のパイオニア・嘉門達夫

パーマ大佐「森のくまさん」問題

今何かと話題のパーマ大佐の「森のくまさん」。あの有名な童謡「森のくまさん」に、オリジナルの歌詞とメロディーを追加したもの。

まさかあの「森のくまさん」がこんなドラマティックな内容になるなんて。メロディーも軽快でとても楽しいですね。

ところが、現在この曲が物議を醸しています。日本語訳詞をした馬場祥弘さんが「著作者人格権の侵害だ」と主張しているのです。

馬場さん側の主張

馬場さん側の弁護士によると、パーマ大佐側から馬場さん宛に「JASRAC経由で詞の使用許可をいただきました。”パーマ大佐・森のくまさん”のCDサンプルを同封させていただきます。よろしくお願い申し上げます。」という手紙とCDが送られてきたとのこと。

馬場さん側にJASRACから連絡はあったものの、使用許可をした事実はないと言っております。これにより、著作者人格権の侵害と主張。

そもそも著作者人格権とは?

  • 著作者だけが持つ権利
  • 自分の著作物のタイトルや内容など、著作者の許可なしに改変されないとするもの

馬場さん側の要求

  • CDの販売中止やインターネット上の動画の停止
  • 慰謝料300万円

パーマ大佐側が応じない場合は、損害賠償の請求も視野に入れているそう。

パーマ大佐側の主張

販売元のユニバーサルミュージックは、適切な手続きを踏まえて発売しているとのこと。現時点では、正式な書面が届いていないので、今後の対応は明言していない状態。

ある弁護士による見解。

ある弁護士によると「パーマ大佐は、歌詞に付け足しをした。タイトルも歌詞も改変していないので、著作者人格権の侵害には当てはまらないのでは?」と述べていました。

しかし、著作権法20条1項によると、

著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。

となっているので、「その他の改変」に歌詞の付け足しが含まれるのでは?という別の見方もあリます。裁判になった場合、不利に動くのではないかという懸念がありますね。

再評価される嘉門達夫さん

パーマ大佐「森のくまさん」事件をきっかけに、日本のシンガーソングライター・嘉門達夫さんに注目が集まっています。

嘉門さんといえば、90年代に発表した「替え唄メドレー」シリーズが大ヒットを記録。紅白にも出場した替え歌界のパイオニアですね。歌ネタのレパートリーは1万曲以上だそう。

嘉門さんが替え歌をCD化する時は、関係各所に、この曲のこの部分をこのように変えてもいいか、明確に伝えて許諾されたものだけをCD化しているそうです。

そういえば、嘉門さんも「森のくまさん」を替え歌しているんですよね。

あるひ もりのなか くまさんに であった

アルフィー 高見沢 桜井に 坂崎

こちらは、アルフィーさんの所属事務所にも許可は取っているそうです。嘉門達夫さんの場合、「森のくまさん」の翻訳歌詞は全く使っていないので、馬場さんへの許可は取らなかったそう。付け足すのと全て変えるのでは全然違いますからね。

子供の頃は「ふざけた替え歌だなー」と思って聴いていましたが、CD化でお金が発生しますからね、このあたりのはしっかりしていたんですね。

嘉門達夫に称賛の声

嘉門さんに対してTwitterではこのように称賛の声が上がっています。

まとめ

「森のくまさん」はもともとは作詞・作曲者不明のアメリカの童謡。一時期は、馬場祥弘さんが「作詞・作曲は私」と平気で嘘をついていた過去もあって、どうも胡散臭い。著作権ゴロ臭のする人間の主張にはちょっと疑問が残ります。

「適切な手続きを踏まえて発売した」と主張するパーマ大佐側は、今後どのような対応をとるのか。注目しましょう。

メイン画像出典:パーマ大佐-ユニバーサルミュージック

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はなげっくす

静岡のグルメ情報を中心に、静岡の観光やイベント情報も発信。グルメ系の商品レビューやオピニオンなど、いろいろ書いています。ぐるなびの「みんなのごはん」、アルバイトタイムス「DOMO+」ライター。地元のSBSラジオに出演経験あり。ビールと温泉が好き。