【大日本昔ばなし】新説「桃太郎」前編

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水曜日のカンパネラ「桃太郎」

水曜日のカンパネラの「桃太郎」が好きです。「きびだーん きびきびだーん」「おにたーいじ おにおにたーいじ」のフレーズから、インスピレーションを得ました。

これから、不定期にはなりますが、水曜日のカンパネラの曲からインスピレーションを得て、わたしなりの昔ばなしを生み出していこうと思います。

今回は、わたしなりの「桃太郎」をお届けします。

新説「桃太郎」前編

むかしむかしあるところに、スポーツ刈りのじじいとFカップのばばあが、ごく平凡な人生を送っていました。ある日、じじいは山の別荘に不倫相手とお泊り、ばばあは川で1人寂しくBBQをしていました。

ばばあがビーチチェアに寝ながら日焼けをしていると、川上のほうから大きな桃が「パーリナイ!パーリナイ!」という掛け声とともに流れてきました。

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ばばあは「こいつはやべーのがきたな」と思ってスルーを決め込みました。

すると桃は突然爆発し、中からやばそうなリーゼントの若者が現れたのです。

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リーゼントの若者はばばあを睨みながら前進してきました。ばばあは身の危険を感じ、振り返って逃げようとしたところ、リーゼントの若者に自慢のFカップを鷲掴みされたのです。

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じじいとご無沙汰だったばばあは一気に昇天。あの世へ逝きました。ちーん。

すると、その場所に別荘から帰ってきたじじいがやってきました。

「なんだ、ばばあどーした!」

じじいはばばあに駆け寄りました。

「し…死んでる!」

じじいは腰を抜かしました。

「お前一体何者だ!ばばあに何をした!」

「ふふ、何をした…か。散々不倫相手と遊んでおいて、それはないだろ。おれだよ、おれ。桃太郎だよ!」

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「なに!?桃太郎だと!!15年前にわしが捨てた桃太郎か!?」

じじいは驚きと戸惑いの表情で、ぷるぷると震えながらそう叫びました。

さかのぼること15年前、今日と同じように川上から大きな桃が流れてきました。ばばあは桃を持ち帰り、じじいに報告。じじいは大きな斧で桃を割りました。しかし、美味しい桃を食べれると思ったじじいとばばあは、中から桃太郎が出てきたことに完全に白けてしまい、桃太郎を山に捨てたのです。

つまりは、この時点で、桃太郎が誕生して、動物たちと一緒に鬼退治をして、財宝を持ち帰るという正規ルートが消滅しました。

桃太郎は、正規ルートを失ったことに怒り、その怒りだけで今日まで15年間生きてきたのです。

「じじい、お前に明日はない。覚悟しろ。」

桃太郎は、じじいの胸ぐらを掴み、今にも殴りかかる勢いです。

「待て、桃ちゃん!とっておきの情報を教えてあげるから、どうか許してほしい。鬼ヶ島に財宝がある。鬼たちはこの15年間で、大金を貯め込んでいるはずだ。それがあれば、桃ちゃんは一生遊んで暮らせる!」

じじいは涙を流しながら、桃太郎に提案しました。

「ほぅ。財宝ね。するってーと、毎晩クラブに行き放題ってことか。悪くないね。よし、決めた。鬼から財宝を奪ってくるわ。」

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桃太郎はそう言うと、光の速さで鬼ヶ島に向かったのでした。

果たして、桃太郎は鬼から財宝を奪えるのか。そして、ばばあを失い、ようやくばばあへの気持ちに気づいたじじい。じじいの壮絶な復讐劇が今始まる。

つづく

『【大日本昔ばなし】新説「桃太郎」中編』はこちらから。

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静岡のグルメ・イベント・観光地の情報を中心に、Webサービス・商品レビュー・オピニオン・音楽の記事も書きます。また、ぐるなびの「みんなのごはん」では、地方ライターとして静岡のグルメを全国に発信中。だいたいビールを飲んでます。